花音の日記

2026-11-06 16:00:00

体質別、秋の睡眠ケア

秋の不眠は要注意!夏の疲れと「陰虚(いんきょ)」が原因かも?
漢方の知恵コラム

秋の不眠は要注意!夏の疲れと「陰虚(いんきょ)」が原因かも?

過ごしやすい季節になったのに、「寝つきが悪い」「眠りが浅い」「朝早くに目が覚める」といった不眠の悩みを抱えていませんか?

実は秋の初めにかけては、夏の名残や身体の変化から不眠の症状が表れやすい季節です。

秋の不眠の正体は「陰虚(いんきょ)」

中医学では、不眠の背景に「陰(いん)の不足」があると考えられています。

夏のダメージによる「津液(しんえき)」の消耗

夏は大量の汗をかいて体内の潤いを保つ津液を消耗しやすく、さらに寝苦しさによる睡眠不足や夏バテで胃腸の働きが低下すると、血(けつ)や津液が十分に作られなくなります。

「陰」とは

「精(生命エネルギーの源)」などの物質の総称で、身体に潤いや栄養を与え、心を穏やかに保つ働きを担っています。

夏の間についにないまま消耗した「陰」を十分に回復できないまま秋を迎えると、不眠をはじめ、ほてりや乾燥、疲労感などの不調が現れやすくなります。

※特に、更年期以降の方や年齢を重ねて陰が不足している方は、夏の消耗によって不調が出やすいため注意が必要です。

早めのケアで「快眠体質」を目指そう

こうした不眠の状態を放置しておくと、心身ともに元気がなくなってしまい、夏の疲れも引きずりやすくなってしまいます。

不眠や不調を感じたらそのままにせず、早めのケアで体調を整えていきましょう!

秋冬に向けて体力を回復し、ぐっすり眠れる「快眠体質」づくりを始めてみませんか?

``` ぐっすり快眠!体質別・秋の「睡眠」ケア

ぐっすり快眠!体質別・秋の「睡眠」ケア

秋の不眠は、夏のダメージによる「陰(潤い)」の不足などが引き金になるとされ、中医学では主に4つの体質別に原因やケア方法が異なります。ご自身のタイプを知り、早めのケアを心がけましょう。

1. 気の停滞タイプ(ストレスが多い)

原因: ストレスなどで「肝」の機能が低下し、気の巡りが停滞してイライラや憂うつ感から不眠を招きます。

気になる症状: 寝つきが悪い、イライラ、憂うつ感、のどの閉塞感など

食の養生: ストレスを発散させ、肝の働きを整える(菊花茶、しそ、セロリ、トマト、酢、レモンなど)

2. 津液不足タイプ(乾燥が気になる)

原因: 発汗などで体内の潤い(津液)が失われ、一時的な乾燥や不眠につながります。

気になる症状: 口やのどの渇き、尿量が少ない、皮膚の乾燥、疲れやすいなど

食の養生: 潤いの多い食材で津液を養う(豚足、鶏手羽先、大根、れんこん、白菜、梨、はちみつ、白きくらげなど)

3. 血不足タイプ(眠りが浅く熟睡できない)

原因: 精神活動を支える「心(しん)」や全身に栄養を届ける「血(けつ)」が不足し、眠りが浅くなります。

気になる症状: 熟睡できない、夢が多い、動悸、不安感、めまい、冷え、髪の抜け毛など

食の養生: 脾胃(消化器)の働きを整え、血を養う(枸杞の実、にんじん、ほうれん草、黒ごま、レバー、うなぎなど)

4. 陰虚タイプ(ほてりや熱感が強い)

原因: 夏の消耗が大きく身体の深部までダメージを受け、全身の陰の源となる「腎陰」を消耗して熱を冷ませなくなります。

気になる症状: 早朝に目が覚める、手のひらや足の裏が熱い、ほてり、寝汗、めまい、耳鳴りなど

食の養生: 身体の熱を冷まし、腎陰を養う(枸杞の実、桑の実、黒豆、百合根、すっぽん、あわびなど)

暮らしの養生

  • 日中は活動的に過ごして夜に熟睡しやすくする。
  • 夕方以降はなるべくカフェインを控える。
  • 遅い時間の食事や激しい運動、冷たいものの摂りすぎを避ける。
  • 就寝の1時間〜2時間前に入浴し、深部体温を下げて入眠しやすくする。
  • 就寝前はスマホやテレビの強い光を見ない。
  • 起床時間をなるべく一定にして、朝は太陽の光を浴びる。

睡眠のおすすめツボ

「内関(ないかん)」「神門(しんもん)」「安眠(あんみん)」などのツボを、入浴後などに呼吸を整えながら指の腹などでやさしく刺激しましょう。